本セッションは、ハイブリッド(現地&オンライン)セッションです。
This session will be held in a hybrid format (onsite and online).
主催 | Organizer:株式会社QunaSys
会場 | Venue:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15F)
言語 | Language:日本語 | Japanese
*Simultaneous translation tool available → Click here!
概要 | Descriptions:
宇宙と量子コンピュータ——一見すると遠く離れた二つのフロンティア領域が、いま交差しはじめています。本イベントでは、量子技術が宇宙開発や宇宙産業にどう貢献しうるのかを、アカデミアと産業界の登壇者が紹介。また、後半ではその中でもアストロバイオロジー(宇宙生物学)の専門家の方々と共に、「生命の起源を量子コンピュータで解き明かす」というテーマで議論します。
〇 量子技術は宇宙にどう効くか
量子コンピュータは、流体シミュレーション、量子化学計算、マルチスケール解析など、従来の計算機では扱いきれなかった問題に新たなアプローチを提供します。本セッションでは、量子コンピュータの得意領域を整理しながら、宇宙開発の現場で生まれている課題との接点を探ります。創薬や材料開発と地続きの技術が、宇宙という領域でどのような可能性を持ちうるのかを概観します。
〇 宇宙 × 量子の可能性 〜生命の起源を量子コンピュータで解き明かす〜
アストロバイオロジーは、生命の起源や地球外生命の可能性を探る学際領域であり、その本質には「化学」の難問が横たわっています。前生物的化学反応や自己組織化のシミュレーションは、古典計算機では手が届きにくい領域として知られてきました。しかし、こうした「これまで計算できないと諦められてきた問題」こそ、量子コンピュータが本領を発揮しうるフロンティアかもしれません。本セッションでは、アストロバイオロジーの現在地と展望を共有しつつ、量子コンピュータが貢献しうるピース、そしてサイエンスの発見が市場や社会にどう波及していくのかを議論します。
〇 フロンティア同士の対話から、新しい議論の土台を
宇宙と量子のような、フロンティア領域同士のコラボレーションは、互いがフロンティアであるタイミングから組むことで、より大きなインパクトを生み出す可能性があります。アカデミアと企業の専門家が集い、率直に語り合うことで、議論の土台を一緒につくっていけたらと思います。宇宙業界の方、量子技術に関心のある方、サイエンスとビジネスの交差点に興味のある方のご参加をお待ちしています。
登壇者 | Speakers:
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■オンライン参加方法 | How to join the session online
量子コンピュータスタートアップQunaSysで事業開発を担当。量子コンピュータを社会に役立てるための産業作りをすべく、業界の方々との連携を計る。若田宇宙飛行士と藤井啓祐先生を招待し宇宙×量子の対談イベントを開催するなど、宇宙産業との連携も進める。企業では最大規模の50社以上が参加するユーザーコミュニティQPARCの運営も担当。
量子コンピュータスタートアップQunaSysで事業開発を担当。戦略的パートナーシップの構築や新規事業の創出、テクノロジーと産業が交わる領域での新たな機会づくりに取り組む。社内外のステークホルダーをつなぎ、実用的なユースケースを見出し、新しいアイデアを持続的に成長するビジネスへと発展させることを目指す。(気象、創薬などを探索)
また、個人として凝縮系物理学の研究にも取り組んでおり、強相関量子系、トポロジカル量子系、多体ベリー位相、ホロノミー、相互作用する格子模型における密度ベース記述の限界などに関心を持つ。
ビジネスと研究の両面から、複雑なアイデアをより明確に整理し、社会や学術にとってより大きな価値へとつなげることを大切にする。
東京科学大学 地球生命研究所 准教授 / 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授(兼任)
1982年、東京都生まれ。幼少期をイギリスで過ごす。2005年慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2009年同大学大学院政策・メディア研究科博士課程を早期修了。日本学術振興会(JSPS)海外特別研究員、NASAエイムズ研究センター研究員などを経て、2020年10月より現職。専門は宇宙生物学と合成生物学。地球における生命の起源、地球外生命探査、人類の宇宙進出に関わる研究など「生命はどこから来てどこへ向かうのか?」という大きな命題に挑戦している。
2016年「WIRED Audi INNOVATION AWARD」を受賞。「コズミックフロント(NHK BSプレミアム)」、「又吉直樹のヘウレーカ!(NHK Eテレ)」などに出演。
大学教員・ディープテックスタートアップCxO。
NASA・ESA・JAXAの次世代惑星探査ミッションの設計・戦略構築を担当。元JAXA国際トップヤングフェロー(准教授相当、東京大学連携大学院制度下)。東京科学大学(旧・東工大)およびパリ大学では、宇宙物理学や惑星形成論を専門として活動。立教大学AI研究科・特任准教授として、人工知能の研究およびその産業化に取り組む。産業界においては、SpaceData inc. の 最高科学責任者(Chief Science Officer, CSO)、および Galaxies inc. の 経営技術顧問 。シンギュラボ・アドバイザー。また、宇宙資源の活用とプラネタリーディフェンスを基盤とした宇宙ビジネス ASTROMINE を展開中。